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調査機材について


探偵の調査機材について


私の知人には、70歳を越えてもまだ現役探偵として活躍している方がいます。

探偵といえば体力のある若者から中年まで、という先入観やイメージに反した年齢であることと、絶対に探偵には見えない風貌も手伝って、うちの臨時調査員として非常に有能な働きをしてくれる人です。

彼はもともと探偵という仕事が好きで、ずいぶん昔にも知り合いの探偵社で調査を手伝っていたことがあったようです。
その時に使用していたカメラは、上着のボタンの中にレンズを埋め込んだ特殊なカメラだった、と語ってくれました。どこから見てもカメラに見えないカメラは、ナチスのヒトラーが世界に3台だけ作らせたといわれるものをモデルに作った貴重品だったようです。

今とは違い、ピンホールレンズやCCDもなかった時代でしたので、そのカメラをコートのボタンに隠せば、ホテルを出入りする対象者を堂々と撮影できたといいます。映画のような話ですよね。

現在では、多くの種類の調査機材が広く流通しているため、調査機器に事欠くようなことはなくなりました。
通常なら絶対に調査することが不可能に思える状況でも、一台の調査機材で解決することもあります。それでは、以下に現在使われている探偵の調査機材の紹介をします。

*(注)使用頻度は当探偵事務所においての使用頻度です。




<デジタルカメラ>   使用頻度 ★★★★★

かつてはアナログの一眼レフカメラが王道とされていましたが、現在はデジタルの方が主流です。
いわゆるデジカメですが、当社ではコンパクトなデジカメを偽装してスパイカメラ仕様にしてありますので、使用頻度はかなり高いです。

現在のデジカメは画素数も高く、ISO感度も高くて多少の暗さでも明るく撮影できる物が出回っており、素人でも充分綺麗に撮れるカメラが主流です。
「画質や感度はアナログに劣る」という評価は過去のものになりつつあります。
また、フィルム交換を気にすることもなく、撮影した対象者をその場で確認できるので調査現場では助かります。その代わりバッテリーを気にするようになりました。

現場で使うデジカメを選ぶ時のポイントとしては、電源を入れてから撮影可能になるまでの起動時間、CCDの感度の良さ(CCD素子のサイズやフィルターにも左右されます)、ある程度の連写ができることやシャッター音の小ささも重要な要素です。

また、CCD素子は赤外線に反応しますので、デジカメのレンズやCCD前部にある赤外線カットフィルターを取り除いてストロボ等にIRフィルターを貼り付ければ、わりと簡単に赤外線カメラにもなります。
通常のカメラと違って赤外線フィルムが必要ないので、調査のときに赤外線仕様デジカメが一台あれば何かと便利です。


一眼レフカメラは現在もアナログ式を使うことがありますが、やはりデジタルに移行してきています。
一眼レフは大型で重く、明らかにカメラだと分かる外見が弱点ですが、なんと言ってもレンズが必要に応じて自由に交換できるという大きな利点があります。一眼レフカメラは持ち歩いて使うというより、車内等からの超望遠撮影等に本領を発揮します。

<デジタルビデオカメラ> 
使用頻度 ★★★★★

対象者を連続撮影できる動画映像は証拠能力も高く、不倫のカップルが仲良く手をつないでホテルから出てくる様子や、ときにはそれ以上に生々しい実態をリアルに映し出すことができます。


1990年代まではビデオテープに録画されるものが主流でしたが、今や過去のものとなりました。
現在はHDDやSSD,不揮発性メモリを内蔵したレコーダーが主に使われています。
元々の画質がきれいなのに加え、データが(原則として)劣化しないのが最大のメリットです。

民生用のビデオカメラもRAW保存が対応していたり、4K画質で撮影することができるようになってきています。

デジタルカメラとデジタルビデオカメラが、一台二役のものも少なくありませんので、静止画として切り取っても充分に報告書に添付しても問題がないようにもできます。
また、様々な外部インターフェースを備えている製品も多いため、オプションをうまく組み合わせれば探偵ならではのアクロバティックな撮影方法も実現可能です。

さらに、他のカメラ(ピンホールCCDや暗視レンズ等)で撮影する場合、外部入力を使えばレコーダーとしても活用できます。

<スパイカメラ>   
使用頻度 ★

デジカメやコンパクトカメラを偽装するのではなく、最初からスパイカメラとして作られているものがあります。

非常にコンパクトなのが売りで、サイズもライターと同じくらいの大きさです。メガネやペンやキーホルダー、PC周りのアクセサリに偽装し、身に付けたり、バッグに仕込んで、対象者に悟られることなく撮影ができます。


スパイカメラではドイツのMINOXが有名ですが、以前これのOEMが富士フィルムから出ていました。
その名も「MC-007」(おそらくMINOX-MXのOEMモデルかと思います)。当探偵社も所有しておりますが、実際の調査での使用頻度はあまり高くありません。
とはいえ、実際にこれで撮影した写真を見てみると、暗い所でも結構鮮明に撮れていますし、手ブレも思ったほど気になりません。粒状感はありますが実用上問題ないレベルで撮れています。

フィルムサイズから考えると凄いと思います。
フィルムが特殊なので現像に時間がかかるのと、現在はデジカメやコンパクトカメラを偽装した方が使いやすいというのが主な理由ですが……。

余談ですがそう言っているうちに、MINOXでDSC(DigitalSpyCamera)シリーズが販売されました。往年のスパイカメラも、ついにデジタル化です。

<望遠カメラ・暗視カメラ> 
使用頻度 ★★★

撮影能力の比較」の実例を見れば一目瞭然ですが、望遠カメラ・暗視カメラは夜間での撮影や遠距離からの撮影に絶大な威力を発揮します。もちろん市販のカメラにもズーム機能や(擬似的な)暗視撮影モードを持っている物はありますが、シビアな調査現場で使えるかどうかと言えば力不足な印象は否めません。

しかし、一部の探偵社ではこういった市販品の標準機能を指して「望遠カメラ・暗視カメラ」と呼んでいるケースもあるため、依頼する際にはきちんとした専用機材を持っているかの確認をしましょう。
望遠カメラのズーム機能は、光学ズームなのかデジタルズームなのか。暗視カメラはしっかり高感度の赤外線照射機能があるものなのか…。報告書で画質の確認をしてみても良いでしょう。

また、機材の性能だけではなく、張り込み場所の取り方や、対象者の行動予測センスも問われることもありますので、調査員の研鑽も必要です。
当探偵社も日々訓練を重ねています。

<三脚>  
使用頻度 ★★★

調査での主役がカメラ類なら、それを支える三脚は「縁の下の力持ち」的な存在です。

撮影機材を固定しておくだけのものといってしまえばそれまでですが、主に車の中で使用する物、ひっそり建物の影で使用する物、地面に置いて使用する物と厳密にはいろいろな用途別に分かれています。
雲台との組み合わせでも、また使い勝手が変わります。

たとえば車の中や建物の影で固定して三脚を使用する場合は、重くてがっしりした作りの方が安定して良好な映像が得られます。
逆に、徒歩尾行がメインになる調査の場合は、そんなに重くて目立つ三脚を持っていく訳にはいきませんので、手のひらに収まる小型の三脚をチョイスします。

カタログスペックや値段だけを見て買うと、三脚によっては重量のあるカメラをうまく固定できなかったり、雲台もカメラの微妙な角度調整ができないものなどはイライラさせられたりするので、少しばかり高くても、ある程度使い勝手の良い物を探偵は吟味して選びます。

近頃は、固定したカメラの角度リモコン操作できる機能が付いた電動雲台がついた三脚等もあります。三脚は、なかなか意外と奥が深い機材です。

<広帯域受信機> 
使用頻度 ★★★★★

広帯域受信機とは、盗聴発見調査に使う機材で、ワイドバンドレシーバーとも呼ばれます。

よく盗聴発見のドキュメンタリー番組等でアンテナが付いたトランシーバーのような(ハンディ型)機材を見かけると思いますが、それも広帯域受信機の1つです。アマチュア無線で使うこともあります。

探偵社によってはこういったハンディ型の受信機だけで盗聴器発見調査を済ませてしまうところもありますが、これだけではあまりに見逃してしまう盗聴器が多いため、当社では必ず据え置きタイプの広帯域受信機と、後述するスペクトラムアナライザーも併用して漏れのない調査を実践しています。

機材の詳細については、専用ページがありますのでそちらも参照ください。


<スペクトラムアナライザー> 
使用頻度 ★★★★★

盗聴発見調査における切り札ともいえる機材で、当社が業界で初めて調査に導入しました。
この機材の詳細を説明するのは大変ですが、要するに
「目に見えない電波を視覚化・可視化」するためのツールと言えます。
随分と昔であれば先述した広帯域受信機だけでも調査は可能だったのですが、現在はデジタル式の盗聴器・盗撮カメラ等、より複雑な機器が一般にも出回っており、これらは従来の受信機だけでは検知が不可能になっています。

スペクトラムアナライザーを使えば、広帯域受信機だけで調査するよりも検知できる幅が圧倒的に広がりますが、高額な導入コストと扱いの難しさが業者にとってネックになっています。


すべての業者がこういった機材を揃えられるのは、まだまだ当分先のことになるかもしれません。

これらの高品質な調査機材があれば誰でも探偵になれるのではないか? と錯覚する人もいますが、実際の現場ではそうはいかないのが実情です。

これだけ機材が進歩したとしても、機材に頼りきりにならずに十分に結果が出すことができる職人としての技量、臨機応変にあらゆる状況に対処できる能力が探偵にとって一番重要だと思います。
そうした探偵としての基本が身についてはじめて、最新の機材も有効に活用できるのではないでしょうか。

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