1. 探偵TOP
  2. 探偵Q&A
  3. 探偵関連
  4. 人探し調査を依頼する前に用意すること

探偵に人探し調査を依頼するときに
必要な情報とは何ですか?

A: 人探し調査では、探している方の性別、年齢、以前暮らしていた住所、勤務先、交友関係などその人に関わるあらゆる情報が重要なヒントとなります。

家族が家出・失踪した、音信不通になっている友人と連絡を取りたい、お金を貸したまま逃げた相手をつかまえたい……人探し調査を依頼する理由は様々かと思います。

人探し調査の鍵は、いかに調査対象者に関する情報があるかどうかに掛かっているといっても過言ではありません。

参考情報を提出してもらうことで、対象者を探し出せる確率がより上がります。

必要な情報は、探す相手によって変わってきます。
今回は探す相手別に用意しておくといい必要な情報、また探偵が受けることができない人探し調査はどういうケースかについて解説していきます。


家出・失踪の場合


家出や失踪してしまった相手を探したいときには、

  • 年齢、性別、名前
  • 容姿や体格がわかる写真
  • 携帯番号やメールアドレス
  • 住所(現住所、実家)
  • 勤務先や学校
  • 行方がわからなくなった日時、場所
  • 行方がわからなくなったときの服装や髪形
  • 自転車やバイク、車の車種や特徴
    (対象者が所有していてなくなっている場合)
  • 交友関係
  • SNSのアカウント
  • ネットの検索履歴
  • 普段の行動パターン
  • 出身地、出身校などゆかりのある場所
  • 対象者が過去によく行っていた場所
  • 部屋に残されたレシートや領収書

などの情報があると有効です。

調査対象者の家出や失踪が自発的なものなのか、なんらかのトラブルに巻き込まれたのかがわからない場合、

  • 銀行口座の履歴
  • クレジットカードの履歴
  • 携帯電話の通話履歴
  • 自宅からなくなっているものがないか

などの情報から判断できることが多いです。

ただし、これらの情報取得は親族にしか手続きできないため、相手が身内ではない場合は、親族の協力を得ることをオススメします。


音信不通になっている知人・友人を探す場合

音信不通になってしまった相手を探したいときには、以下のような情報が役に立ちます。


  • 年齢、性別、名前
  • 容姿がわかる写真
  • 過去に住んでいた家や実家の住所
  • 通っていた学校
  • 勤めていた勤務先
  • 結婚に関する情報

この他にも、共通の知人や、対象者の趣味・習い事、たとえSNSのアカウント(更新が止まっているとしても)など、思いつく情報は書きとめておきましょう。


債務者や訴訟を起こしたい相手を探す場合

お金を貸している債務者や、慰謝料や損害賠償請求など訴訟を起こしたいと考えている相手を探す場合は、法的な理由があるため、下記の情報があれば現在の住民票や戸籍謄本、プロバイダ情報などを照会することが可能です。


  • 年齢、性別、名前
  • 過去に住んでいた家の住所
  • 通っていた学校
  • 勤めていた勤務先
  • SNSのアカウント

など。

探偵事務所では、場合によっては弁護士や行政書士などの専門家と連携して調査に当たります。


探偵ができない人探し調査もある

人探し調査の依頼を受けた場合、探偵は必ず、人探し調査を行いたい理由を依頼者様に確認します。

そのうえで、その依頼を受けるかどうか判断します。
場合によっては、人探し調査の依頼をお断りすることもあります。

どのような場合に人探し調査の依頼をお断りするかというと、

  • DVの被害者を探し出すための依頼だった場合
  • ストーカー目的の依頼だった場合
  • その他犯罪につながる恐れがあると判断した場合

です。

探偵業法第7条では、DV被害者を探すためやストーカー目的の調査を請けてはならないと明確に定められています。

これに違反して調査し、調査結果を依頼者に渡した場合には、営業停止や廃止などの罰則が設けられています。

そのため、探偵も依頼内容がそれらに抵触するものでないかどうか慎重に判断しますし、依頼者にも契約の際に違反していない旨の誓約書を書いてもらいます。

もしそうした事実を隠して依頼をしても、調査過程で必ずわかります。
調査過程で発覚した場合には、即刻調査を中止することになります。
その場合は、依頼者様側の契約違反になるため、調査費用はお支払いいただきます。


まとめ

調査目的が適切であっても、依頼内容や依頼者が持ち合わせている情報の精度によっては、対象者の発見が難しい場合があります。

しかし、お話を聞く中で、打開策を見つけることができる可能性もありますので、依頼者様が、今どのような情報を持ち合わせているのかを整理した上で、一度探偵にご相談ください。