Akai探偵事務所 代表
代表 継野勇一

【プロフィール】

大阪府守口市生まれ
法政大学経済学部卒業

Akai探偵事務所、Akai探偵学校の代表。

日本の探偵社では初めて、証拠が取れなければ、料金0円 の完全成功報酬を導入。日本の探偵社では初めて、盗聴器発見調査にスペクトラム アナライザーを導入。

【著書】
・浮気男とストーカーをギャフンと言わせる方法
・浮気調査を探偵に依頼する前に読む本
・盗聴器発見調査を自分で行うDVDマニュアル

【趣味】

格闘技全般(総合格闘技、柔術)
読書(宇宙、サイエンス系、ビジネス本、健康本等)

Akai探偵事務所−和歌山 代表
代表 平松直哉

【プロフィール】

【出身地】

 和歌山県和歌山市

【巡礼名】道教
・西国33観音霊場公認大先達
・洛陽33観音霊場公認大先達
・京都12薬師霊場公認中先達
・タイ仏教界 公認先達
・真言宗 金剛山常住院 兼務 満蔵院 執事長

 全国盗撮犯罪防止ネットワーク代表

【趣味】
料理(和食から韓国料理、自家製燻製等、
なんでも作ります)
B級グルメ食べ歩きと温泉めぐり。
読書(仏教関係や法律関係等)

プロローグ

継野
どうも、お久しぶりです、ここに来ると、いつもテンション上がります(笑)。

平松
ありがとうございます(笑)

継野
古民家の探偵事務所とは、かなり珍しいですよ。日本で唯一ではないですか?

平松
おそらく、そうでしょうね(笑)

継野
今日は、平松さんにちょっとしたお土産があります。

平松
なんでしょうか?

継野
古民家にちょうど合うと思って。 (ランタンを渡す)


プレゼントのLED式ランタン

平松
あっ、ランプ? オイルランタン?

継野
いえ、LEDですが、最近のLEDランタンは進化してるんですよ、ほら(電源を入れる)

平松
おお、いい感じ、いい感じ(笑)

継野
古民家にぴったりですよ(笑)それでは、対談の方はじめさせて頂きたいと思います。

平松
はい

本物の探偵との出会い

継野
まず始めに、僕と平松さんの出会いから、覚えてますか?

平松
覚えてますよ、大調協のIT委員からですよね、3人で一緒にホームページ作って

継野
ええ、あの時は楽しかったですね。しかもIT委員になったのが、2003年なので、あれから18年経つんですよね。

平松
えっ?そんなに経つんですか、あっという間ですね。

継野
いやあ、本当に。それで、2003年に初めて、移転する前の平松さんの事務所に遊びに行って、衝撃を受けましたね。

平松
そお?
事務所で所持している撮影機材(レンズ等)

継野
ええ、撮影機材やレンズの量が凄すぎて、他の探偵とは明らかにレベルが違って、初めて、本物の探偵に出会えたと興奮しました。

平松
そうですかあ(笑)、質の低い業者が多いだけでしょう。実際、ハンディカムのファインダーが壊れてて、ガムテープで止めてるのを使ってるとか、そういう探偵は、いっぱいありますからね。

継野
確かに、探偵は誰でも名乗れますし、実際、ハンディカム1台とかでやってるところもありますからね。平松さんが、調査機材に拘る理由はなんですか?

平松
僕、誰かに教えてもらった訳でもないし、どこかで勉強したわけでもないし、自分の考えで31年間やってきたので、全然他社とは違うんですよね。せっかく信頼してくれてる依頼者さんの期待を裏切るのって嫌でしょ?、一人一人の依頼者さんと正面から向き合っていたら、探偵の最大の武器である機材は、ちゃんと揃えようという考えになりますよね
事務所で所持している暗視カメラ等

継野
それは、その通りですね、僕も20年くらい前ですが、探偵になりたての頃は、その当時のビデオカメラの画質もありましたけど、依頼者さんをがっかりさせてしまった事がありまして、悔しくて、その当時の売上の大半を機材に注ぎ込みましたね。 その後も、機材をやたら買いまくったのは、平松さんの影響ですよ(笑)。

平松
そうですかあ(笑)、プロとしてやっていくのなら、本来はそれが当たり前なんですけどね。

継野
でも、なかなか当たり前の事を当たり前にできない探偵が多いので、平松さんのような本物の探偵が貴重なんだと思います。
僕が、最初にFC展開した時も、提携先の探偵を探すのに苦労しましたし

平松
確か、FCの時、最初に声をかけてくれた?

継野
いえ、最初ではないんですが(笑)、関西では最初ですね。
FC展開を考えたときに、素人に探偵技術を教えて展開するという方法はやりたくなかったんです。
どうせなら、業界の中で、調査力と経験があるところで考えてたので、平松さんのところは、最初から頭にあったんです。
ただ、FCみたいな軟派な事はやってくれないかもと思って、躊躇してました(笑)。

平松
ええ、そんな事ないのに、僕も、変なとこのFCはやりたくないけど、継野さんのとこは、機材も本物だし、ぜんぜん。

継野
ありがとうございます(笑)。
でも、結構最初の方ですよ、FCに参加してもらったのが2005年からなので、もう、かなりお世話になってますから。

アフターフォローで古民家へ移転

継野
それと、やっぱり気になるのは、どうして、探偵事務所を古民家にされたんですか?


平松
僕のとこは、アフターフォローで面接交流支援というのをやらさせて頂いてるんですけど、こういう古民家って、静かな空間なんで、依頼者さんとの距離関係がすごい近いんですよ。
で、杓子定規の言葉も一切いらないし本音トークができる。それがやっぱりいいですね。
古民家っていうのを利用して、コミュニケーションスペースができてるんで、面接交流や、アフターで、すごく役に立ってるというのがありますね。

継野
やっぱり、僕らの仕事って、証拠を取るだけで終わる訳ではないし、その後のフォローってずっと続きますからね。
平松さんのいいところは、アフターフォローも調査機材以上に真剣に考えてるとこだと思いますね。

平松
実際、アフターの方が、メインだと思ってますから、調査は、おまけみたいなもので、出来て当たり前ですからね。

継野
それは同感ですね、依頼者さんの問題を解決するのが一番なので、正直、調査はしなくて、解決だけしてあげたりとかもありますね。
この場合は、料金を頂かなかったので営業的にはキツいんですけどね(笑)。
それと、古民家なのに、ミニライブができそうなステージや楽器、デジタルミキサーがありますよね、これも、探偵に関係してるのですか?

平松
まず、僕が音楽が好きというのが一つ、それと、うちに来るお客さんって、もう、いっぱいいっぱいの状態じゃないですか?
音楽を聞く余裕がなくて、ちょっとした心の余裕、楽しみというのを感じて欲しいなと思って。
僕の知り合いに、高田志麻さんていう、アーティストの方がいてるんですけど、京都市の子育て応援ソングを歌ってる、そういうアーティストの方々と協力して、母子家庭や父子家庭の人を応援するライブをやりたいっていうのがありますね。

継野
それは、絶対いいですよ。

平松
で、いろんなアーティストの方にライブをやってもらって、ゆくゆくは、依頼者さんに、音楽や料理を楽しんでもらって、コミュニケーションスペースとして、やっていこうかなあと。実は、もう何人かのアーティストの方が協力してくれる事が決まってるんですよ。

継野
いやあ、楽しみにしてますよ、ここの音響は半端ないから、本格的なライブが出来ますしね。

平松
スピーカーと機材に、だいぶ、吸い取られましたので(笑)。

継野
それと、音響設備以外にも、かなり立派なタイの仏像がありますが、こちらについて、話してもらえますか?

平松
僕、もともと、仏教には、ぜんぜん興味なかったんです。

継野
なかった?

平松
なかったんですが、黒木さんが、亡くなってからですね。
(補足:黒木昭雄氏は、日本の警察ジャーナリストで作家、元警察官、生前は、平松さんの親友だった。)
黒木さんが、突然亡くなったとき、自分の中のショックが凄く大きかったんです。
どうやったら、彼を弔えるんやろうかと考えて。

継野
それが、巡礼だったんですか?

平松
そう それと、その前に、當麻寺に行って、二十五菩薩来迎像を見たときに、すごく優しい顔をしてたんです。
こうやって迎えてくれるんやと思って、その辺からかなあ、巡礼を考えたのは、西国、洛陽、全国の霊場を、結構回ったりして、 金剛山常住院の住職に、道教っていう、巡礼名をもらったり、巡礼を通して、人生観が変わりましたね。
道教って、依頼者さんの人生に携わりながら、道を教えていくっていう意味もあるんです。

継野
平松さんの探偵人生、そのまんまですね。

平松
継野さんも、仏教好きですよね?

継野
僕は、上座部とか初期仏教の考えが好きで、 僕自身はブッディストではないんですが、上座部仏教は、瞑想修行による体験・体感が肝で、それが、すごく実践的で理にかなっているし、生き方の土台という部分を作れますし、何よりも心が軽くなるというのがいいですね。
平松さんは、真言宗だと思うんですが、なぜ、タイの仏像があるんですか?
平松
実は縁があって、タイのお寺から、金剛山常住院に寄贈されることになって、和歌山には、タイの仏教徒がお参りできる場所がほとんどないんですよ。
それで、僕が、常住院の執事長をしてる関係で、うちに置かせて頂く事になったんです。
タイの方が、うちにお参りに来られますし、僕自身も、ここで、よくお経をあげてるんですけど、自分の迷いや気持ちをリセットできるのが、いいんですよね

継野
たしかに、お経や瞑想は、自分の状態をニュートラルにできますよね、最近は、マインドフルネスとか流行ってきてますし、別に宗派や宗教色に拘る必要もなく効能を活用できるだけでも十分な気がします。

和歌山県内の探偵事情とは?

継野
ここで、少し話題を変えますが、平松さんには、和歌山事務所をお願いしてもらってますが、和歌山県の文化の違いで、調査手法が変わったりします?

平松
和歌山っていうのは元々閉鎖的な土地なんですよ。和歌山市内から橋本を向いて北と南で違うんですよ。
で、紀北、紀中、紀南、紀東って4ブロック、細くいえば5ブロックに分かれてて、人が全然違う、それは、もう、和歌山にずっとおって感じることかなあ。
紀中って言って、白浜田辺の方は和歌山文化じゃないんですよ、東京の文化が直に入ってるんですよ、空港がある関係で。
田辺とか白浜は田舎やのに垢抜けてるところがあって、地元の探偵社でも、和歌山全域の文化に対応できるとこは、ほぼないんと違うかなあそれは、31年間、和歌山でやってきて一番思うとこです。

継野
そうですよね、それは僕も思います。
うちは、東京、大阪がメインで、一番、多くの調査をやっている場所なんですが、文化が違いすぎて、大阪の調査員を東京営業所の応援に行かせたりすると、パフォーマンスが明らかに落ちます。
その逆も言えるので、その土地に密着して調査しているかどうかは大きいと思いますね。
今は、応援で違う土地に行かせるのは、なるべく控えるようにしてますし。
和歌山県には、探偵社は多いのですか?

平松

現時点で、和歌山には、40社弱の探偵社があるんですよね。その中で、実際地元に腰を据えてやってるところは、数社しかないんですよ。
それ以外は便利屋であったりと、便利屋さんは、結構多いですよね。
あとは、異業種、他の業種との兼業がすごく多い。探偵専業というところは5件がいいところじゃないですかね。
例えば、不動産やりながら探偵やってたり、そういうところに頼むというのは、依頼した側としては、メリットは薄いわけですよね。

継野
まあ、そこは、餅は餅屋ですからね

平松
機材に対する知識もなければ法律に対する知識もないしで、言われた行為だけをしているというのが実情だと思います。
でも、ホームページ見たら、どこも立派なので、依頼する立場からすると、どこに頼んでいいのか判らない。

継野
確かに、ホームページだけで判断は難しい。

平松
プロの探偵と素人探偵の大きな違いは引き際を知ってるかどうかというのが大きいですね。
これ以上行ったらヤバい、次の調査のことを考えて退くというのができるのがプロの探偵なんでしょうけど、それを知らずにやろとする素人探偵の尻拭いは、さんざんしてきましたね。

継野
まあ、一回バレた調査程、やりづらい調査はないですからね。
バレたり怪しまれたりっていう調査は、コストパフォーマンスで考えると最悪なんですが、素人探偵ほど、無茶しますからね。
しかし、平松さんの強みは、和歌山という土地で、31年間、探偵専業でやってきて、さらには、機材にはめちゃくちゃ投資してる上に、アフターの為に、古民家を探偵事務所にしてしまうという、正直、最強キャラだと思いますね(笑)。
過去の依頼者さんと交流できる、バーカウンター

平松
いえいえ。古民家は、半分趣味も入ってますからね(笑)。

継野
そうですか、古民家はめちゃくちゃいいですよ、癒やしがあります。
実は、次に、平松さんが代表をされている盗撮犯罪防止ネットワークの話をしていこうと思ってたんですが?

平松
盗撮犯罪防止ネットワークの話をすると、長くなりますけど、いいですか?(笑)。

継野
現時点で、ホームページの文量がオーバーしそうなので、この辺で止めておきます(笑)、また次回にしましょう。 今日は、貴重なお話しありがとうございました。

平松
こちらこそ、ありがとうございました。また次回お願いします(笑)。