探偵調査員にパソコンスキルは必要ですか?
探偵事務所のなかには調査員に一定のパソコンスキルを求める所もあります。ある程度、パソコンを使い慣れておくと調査に役立つので覚えておいて損はありません。
調査員にパソコンスキルは必須?持っておくと便利なスキル
探偵調査員は探偵業務だけでなく、その日の調査の対象者の行動を記した報告書の作成や、その日の経費の計算などを行います。
報告書はもちろんパソコンで作成するため、調査員であっても基本的なパソコン操作は出来なければいけません。
報告書作成は一見難しそうですが、必要なパソコンスキルはどれも基本的な簡単なものばかりなので、ソフトを使うのが初めての人でも一度覚えてしまえば操作はそれほど難しくはありません。
調査員に必要なパソコンスキル
1.Wordの基本操作とタッチ・タイピング(ブラインドタッチ)
その日の調査が終わったら、まず対象者の行動を記載した報告書を作成しますが、対象者の「詳細な動き」と「時間」を記載しなければいけません。
調査が数日間に及べば、10,000文字を越える文章を打ち込んでいかないといけないため、タイピング速度が早く誤字脱字がない正確なタイピングができればそれだけ仕事も速く終わります。
Wordの基本操作と作成した報告書を印刷するための印刷設定さえ覚えれば、あとの複雑な機能がわからなくても特に問題ありませんが、タイピングが苦手な場合は、入社前に練習をしておいたほうが良いでしょう。
2.グーグルマップ or ゼンリン地図
調査前には必ず「調査開始場所」や対象者の「自宅」や「勤務先」など関連場所の下見を行ないますが、下見資料に添付する地図にグーグルマップやゼンリン地図を使います。
また対象者が調査中に利用した「駅」や「ホテル」、立ち寄った「店舗」なども詳細な住所を調べて報告書に全て記載し地図も一緒に添付するのでグーグルマップやゼンリン地図を使う機会は多くあります。
調査中にもマップアプリを利用して住所や地図を控えることがあるので、使い方に不安がある場合は地図アプリの確認をしておいたほうが良いでしょう。
3.動画編集ソフト
調査中はビデオカメラで動画撮影することが多いですが、報告書に添付する写真はこの動画から静止画を切り出しているため、動画編集ソフトを使わなければいけません。
また契約プランによって、写真に加えて動画を添付することもあるので、動画の必要ない部分をカットして見やすくしたあとでディスクに保存するなど、動画を編集する技術に必要となります。
4.画像加工ソフト
撮影した動画から切り抜いた写真は、Adobe Photoshopのような画像加工ソフトを使って加工していきます。
写真が見やすいように明度、色調、コントラストを変えたり、シャープ機能で目、口、鼻、頭の輪郭をはっきりさせていきますが、元の画像からかけ離れるような難しい加工はいたしません。
報告書には少なくとも100枚近くは写真を添付するので、
加工の速度が速ければ報告書作成も短時間で仕上げることができます。