探偵にバイクや車の免許は必要なのか?

探偵になるためにはバイクや車の運転免許は必要ですか?
車の免許は必要ですが、バイクの免許は必ずしも必要ではありません。ただし、バイクの免許を持っておけば、調査で出来ることが多くなります。


探偵になるためには、普通免許は取得しておく必要があり、ほぼ全ての探偵社で面接のときに普通免許を持っているかチェックがあるでしょう。

バイクは調査によっては必要な場合はありますが、全員が持っている必要はなく各探偵社に普通自動二輪の免許取得者が数名いれば対応はできます。

実際の調査では、相手が徒歩で移動する調査であっても車両は必ず使用します。
浮気相手とラブホテルや浮気相手宅に入った場合は、車の中から出入り口の撮影を行うため、探偵車両には常に10台以上のカメラ、三脚、バッテリーなどが用意されています。

車両を使わないということは、その重たい機材を持ち歩きながら尾行をしなければならないので、目立つうえ俊敏な動きも出来ません。
新人がいきなり車両尾行をすることはありませんが、駐車場に停めてある車両をラブホテルや浮気相手宅に移動させることはよくあるので運転免許が必要な場面はすぐにやってきます


■バイクの免許があったほうが良い理由


1.相手がバイクで移動をする場合

相手がバイクで移動する場合は、こちらも必ずバイク尾行をします。
バイクを車両で追うのは100%不可能です。
ただ、バイク移動をする対象者はそれほど多くはないので、普通自動二輪の免許取得者が数名いれば対応はできるでしょう。

2.相手が長時間の車両移動をする場合

調査によっては、相手が高速に乗り数時間かけて他府県に移動することもあります。
事前にそれが把握できている状況であれば、「車両2台」 or 「車両+バイク」といった組み合わせで調査することがありますが、途中で車両の走行場所を入れ変えたり連携を上手く使うことで、怪しまれずに長時間尾行することができます

3.相手が複雑な動きをする場合

まれにですが徒歩で出て行った対象者が、待っていた浮気相手の車に突然乗り込むということがあります。
この場合、小回りが利くバイクであれば浮気相手の車両に乗り込んだあとでも、スムーズに車両を尾行することできます
タクシーが付近を走っていれば追うことは出来ますが、それは運任せの調査になってしまうのでプロの探偵としてはあまり宜しくありません。


■バイクのデメリット


1.雨に弱い

雨の日であれば、レインウェアを着て車両を尾行をしないといけません。
長時間の尾行は目立つうえ、相手が車両を降りたときにびしょ濡れのレインウェアのままでは目立ちます。
レインウェアを急いで脱がなければいけないので、スムーズに尾行をすることができません。

2.長時間尾行すると怪しまれる

車を運転する人であればわかりますが、運転中にバイクが近くを走っているとかなり目立ちます。
他車両の影に隠れながら尾行できる状況であれば良いですが、郊外など通行車両が少ない場所であれば、隠れる方法がないので逆に目立ってしまい、尾行がバレる可能性が高くなります。


3.立体駐車場に入れない

誘導員のいる立体駐車場ではバイクの侵入を拒否され、平面駐車場に誘導されます。
その間、相手車両から目を離すことになるので、歩いて駐車場外に出られたら見失う可能性があり、巨大ショッピングモールであればそのまま店内入り口に入ることも出来るので追うことができません。

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