



最近、自分の周りで不審な出来事が続いていると感じる場合、ストーカー行為や盗聴が関係している可能性も考えられます。ただし、不審な出来事があるだけで、ストーカーによるものと断定することはできません。
ストーカーは、ターゲットにした人間のことを徹底的に知ろうとします。
その方法として、ストーカーが盗聴器を仕掛けることもあります。
しかし、ストーカーが盗聴器を仕掛ける目的はいくつかあり、手に入れた情報をどのように使うかによっても違いがあります。
今回は、なぜストーカーが盗聴器を仕掛けるのか、その目的について解説します。
なお、一般に「ストーカー」と呼ばれる行為と、法律上の「ストーカー行為」は、必ずしも一致するとは限りません。

ストーカーが盗聴器を仕掛ける目的は、ターゲットの情報を手に入れるためです。
しかし、盗聴によって知り得たターゲットの情報をどのように使うかによって違いがあります。
ストーカーがターゲットのことを盗聴器を使ってまで調べるのは、ターゲットに対して強い興味を持っているからです。
興味の質はさまざまですが、例えば「好意」や「恋心」から、ターゲットのことを知りたいと思っている場合があります。
好意を寄せる相手のことや、恋をした人のことを、もっとよく知りたいと思うことはあるでしょう。
しかし、ストーカー行為を行う人は、相手への関心や執着が強く、つきまといや盗聴といった手段を使ってでも、ターゲットのことを知ろうとする場合があります。
ただ相手のことを知りたいという目的であっても、盗聴によって個人情報や私生活上の情報を収集されている場合は、十分な注意が必要です。
その後、接触や嫌がらせなどの直接的な行動に出る可能性もあるため、相手の目的を自己判断せず、早めに警察などへ相談してください。
ストーカーの中には、ターゲットに対して強い恨みや妬みがあることから、ストーカー行為を行っている者がいます。
この場合、元恋人や元配偶者など、過去に恋愛関係や夫婦関係にあった人間がストーカーとなる場合があります。
恋人に振られた腹いせに相手が嫌がることをしてやりたい、離婚した相手が再婚するのが許せない、今の幸せな状況を壊してやりたい、と考えるケースです。
そのような負の感情から盗聴を行い、相手の弱みを手に入れようとします。
別れに至った事情にかかわらず、つきまといや盗聴が正当化されることはありません。元恋人や元配偶者から恨みを持たれたり、逆恨みをされたりする可能性もあります。
恨みや妬みによるストーカーは、時に危険な行動を起こすことがあるため、十分に注意が必要です。
ストーカーがつきまといや盗聴器の設置を行うのは、ターゲットに嫌がらせをして困らせようと考えている場合があります。
嫌がらせが目的の場合、嫌がらせをしていることを隠そうとするストーカーと、隠そうとしないストーカーがいます。
嫌がらせをしてくるストーカーは、ほかのストーカーよりも危険性が高い場合があり、相手を困らせるために強い執着を示すこともあります。
なぜそこまで強い執着を持つようになったのかは、本人にしか分かりません。嫌がらせを目的とするストーカー行為を、自分だけで止めさせることは容易ではありません。

ストーカーが目的を達成するために盗聴器を仕掛けることがありますが、専門的な調査によって発見できる場合があります。
ストーカーが取り付けた盗聴器を探す場合は、盗聴器に関する知識や調査機器を持つ盗聴器発見業者へ相談する方法があります。
盗聴器発見業者では、専用の調査機器を使って盗聴器の有無を調べます。
当社では、デジタル盗聴器やリモコン盗聴器にも対応した調査を行っています。
自分で盗聴器を探すこともできますが、盗聴器の種類や設置方法によっては、市販の簡易的な発見器では検出が難しい場合があります。
また、仮に自分で盗聴器を発見できたとしても、取り外す際には注意が必要です。場合によっては、盗聴器を取り外したことが相手に伝わり、ストーカーを刺激して状況をさらに悪化させる可能性もあります。
ストーカーによる盗聴が疑われ、身の危険を感じる場合は、無理に相手を特定したり盗聴器を取り外したりせず、安全な場所へ移動したうえで警察へ相談してください。緊急の場合は110番、緊急ではない相談は最寄りの警察署または警察相談専用電話「#9110」を利用できます。
警察庁が公表している「ストーカー事案への対応状況」の統計では、ストーカー事案に関連して、傷害、暴行、殺人未遂などの重大な犯罪が検挙されています。
このような深刻な事態を防ぐためにも、盗聴器発見調査を行う場合は、専門的な知識と経験を持ち、状況に応じて適切に対応できる調査の専門家へ相談することが重要です。
