浮気調査の依頼に来られた方が必ずお聞きになるのが「調査結果はいつわかるか」「いつ報告書をもらえるか」という点です。
調査結果がいつ出るのか、報告書はいつもらえるのかという点は、
浮気調査の目的によって異なってきます。
浮気調査には、大きく2種類あります。
ただ浮気の有無を知りたいというだけであれば、さほど時間はかかりません。
ある統計では、浮気相手と会う頻度は1ヶ月3~4回程度とされています。
単純計算では1週間に1度ということになるので、怪しいと思われる日がわかっていれば、初回の調査で結果が出ることもあります。
ですが、これが「裁判で使える証拠を」となると、話は変わってきます。
たとえば「慰謝料を請求するのに使いたい」という理由で調査をされるケースなどがこれに該当します。
裁判では、浮気として認められる証拠に厳しい制限があるため、その制限に適った証拠をつかむ必要があります。ゆえに、結果が出るまでに時間がかかります。
「浮気の事実が知りたいだけの調査」と「裁判で使うことを目的とした調査」にそれぞれどんな違いがあるのか、どれくらいの期間が必要なのか、詳しく解説していきます。
(調査期間) 報告書作成期間も含めて約3週間~4週間
※ただし、調査結果について口頭での報告は、調査をしたその日のうちに可能ただ「浮気しているかどうか事実が知りたい!」という場合は、配偶者が浮気相手と会い、交際を彷彿とさせる行動を取っていることさえ証明できればOKです。
ラブホテルや浮気相手の自宅に出入りする様子はもちろん、浮気相手と歩く距離感やボディタッチの回数、手をつなぐ、キスをするなどの現場が撮影できれば、2人は浮気関係にあると推測するには十分足るでしょう。
あらかじめ怪しいと思われる日を抜粋して調査を行えば、取り急ぎ口頭での結果報告であればその日のうちにわかることもあります。
ですが、通常1度の調査ではっきりすることは少なく、調査は複数回行うことが多いです。
報告書の作成も含めて2週間~4週間ほどと考えてください。
(調査期間)約2週間~4週間
(報告書作成期間)約2週間~4週間
調停や裁判の場で採用される浮気の証拠は、「肉体関係があったことを証明できるもの」のみです。
世間一般の常識では、手をつなぐ、キスをするという行為は「浮気」と考えられるでしょうが、裁判の場では違います。
あくまで肉体関係の有無が重視されます。
よって、裁判で使うことを目的とした浮気調査の場合、調査員は、対象者が浮気相手とラブホテルや浮気相手の自宅へ出入りする様子を撮影する必要があります。
また、1度の出入りでは「1度の過ちだった」と軽んじられ、証拠能力が弱くなる可能性があるので、複数回の証拠撮りを行うことが一般的です。
裁判を目的とした調査の場合、調査が終了した後の報告書の作成にも時間がかかります。
探偵事務所によって違いますが、だいたい2週間~4週間程度と見てください。
報告書では、調査で撮影した証拠写真や動画の厳選、調査過程の時系列別まとめ、補足情報などを正しくより効果的に記載するため、作成に時間が必要となります。
調査期間が長く、情報量が多くなればなるほど、報告書の作成にかかる時間も長くなります。
裁判で認められる浮気の証拠と、一般で認識される浮気の証拠では大きな違いがあります。
そのため、「とりあえず異性と会っているかどうかだけ突き止めてくれればいい」という簡易な調査をしたものの、いざ離婚となったときにその証拠が使えない、ということが起こりえます。
調査をする前には、何を目的として調査を行うのか、先々まで見据えた上で決めておきましょう。
調査期間はなるべく短い方がいい、と思っていらっしゃる方が大半だと思います。
調査期間は事前情報の多さに大きく左右されます。
調査対象の普段の行動パターンなど調査対象に関する情報が多いほど、調査の成功率は上がります。
休みの日の王道や休日前の行動、手帳やメールを見て、浮気相手との逢瀬の日を推測している方もいらっしゃいます。
もちろん気づかれては元も子もないので、無理に行う必要はありません。ですが、このようにご自身でできる限りの情報収集をしておくことが、調査期間を短くすることにつながります。