家出した子どもや失踪した家族を探したいとき、SNSを利用して情報を集めるのも昨今では有力な方法の1つとされています。
SNSは数多の種類がありますが、その中でも人探しによく使われるは「ツイッター」でしょう。
ツイッターは実名で登録している人は少ないのですが、匿名性が高いゆえに利用者が多く、かつ情報の拡散が早いのが特徴です。
ツイッターで人探しするとき、どのようにすればより情報を拡散できるのか? より情報を手に入れられるのか?
ここでは、
について、詳しく解説していきます。
SNSといえばフェイスブックやインスタグラムなど数多な種類がありますが、なぜ人探しにツイッターが使われることが多いのでしょうか?
人探しは失踪してから時間が経てば経つほど発見が難しくなると言われています。
そのため、早い段階でより多くの人と情報を共有することができ、リアルタイムで情報が手に入るツイッターは、他のSNSに比べて人探しに適しているのです。
ツイッターで人探しをする場合、2つの方法があります。
次項では、それぞれの方法に則った効率的な人探しのポイントを押さえていきます。
自ら情報を発信し、情報提供を呼びかけるときにまず投稿するのが、失踪人に関する情報です。
このツイート(投稿)に必要な項目は次の通りです。
失踪人の基本情報とは、主に下記のような項目です。
ツイッターではツイートできる文字数に制限があるため、別途メモ書きのスクリーンショットを添付するなりして、より詳細な情報を入れておきましょう。
どれだけ文章で詳細に説明しても、実際の顔写真がなければ「似ているかも」だけでスルーされてしまいます。
基本情報の投稿には、必ず顔写真を載せておきましょう。
写真も1枚ではなく、顔のアップと全身がわかるものなど複数枚あったほうがいいでしょう。
ツイッターには「ハッシュタグ」と呼ばれる機能があります。
投稿の中に、ツイートのキーワードになる言葉を埋め込む機能のことで、このハッシュタグを使うことで、同じキーワードの投稿を瞬時に検索できたり、そのキーワードに関心のあるユーザーを引き付けることができます。
人探しでよく使われるキーワードは次の通りです。
人探しの場合、ハッシュタグは必須です。
特により多くの人に見てもらうため、「#拡散希望」は必ず入れておくべきワードでしょう。
情報提供の連絡先も必ず書いておかなければならない項目の1つです。
ツイッターは他のSNSと違って、アカウントを持っていない人でも投稿を見ることができるため、コメントやダイレクトメールで連絡ができないという人が一定数います。
また、自身の電話番号ではなく警察にしておく方がいいのは、犯罪目的ではないことを証明するためです。
人探しツイートの中には、ストーカーやDVの加害者が逃げた被害者を探すことを目的としているケースもあるのです。
警察を情報提供先にすることは、そうした犯罪性がないことの証明になります。
ツイッターで人探しツイートをする前に、警察に捜索願を出しておくことをオススメします。
ツイッターでの人探しは、いかに情報提供を求めるツイートが多くの人の目に留まるかがポイントです。
ユーザー名に「人探し」などのキーワードを入れることで目的をわかりやすくし、またアカウントを覗いてくれた人がすぐに投稿に目を留めてくれるよう、基本情報のツイートを固定しておくといいでしょう。
人探しのツイートは広く拡散されてこそ効果が期待できます。
ですが、いくら「#拡散希望」のハッシュタグを付けても、うまく拡散されないことがあります。
そんなときには、フォロワー数の多いユーザーにコンタクトを取り、投稿をリツイートしてもらうようにしましょう。
また、ユーザーの中には「家出人探し」「失踪人情報」などに特化したアカウントを運用している人もいます。
そうしたユーザーにコンタクトを取って拡散の手伝いをしてもらってもいいでしょう。
身内や親しい友人が失踪した場合、まずは身の回りの人から情報を得ようとするでしょう。
ですが、大人になればなるほど世界が広くなり、網羅しきれなくなります。
そんなときに、ツイッターから失踪人に関係する友人や知人を探すという手もあります。
ツイッターには検索エンジン機能があり、ここにキーワードを入力すると、ツイートの中から関連する用語をピックアップしてくれます。
直接連絡を取ることができなかった人にメッセージを送るなどして話を聞けることもあるかもしれません。
一度試してみるといいでしょう。
ツイッターは簡単に大衆に向けて情報を発信することができる一方、デメリットやリスクもあります。
ツイッターは匿名性が高い分、いたずらやデマが少なくありません。
送ってきた情報があなたを翻弄するためのいたずらである可能性は、残念ながら少なくありません。
情報の精査が必須になります。
情報を求めるツイートには失踪人の細かな個人情報や顔写真が添付されています。それらが悪用され、犯罪に使われるケースもあります。
失踪した人の中には、探してほしくなかったケースや、少し連絡がつかなかっただけなのに大事になってしまったというようなケースもあります。
そんなとき、個人情報がネット上に大々的に流出したことに怒りを覚え、あなたを非難する可能性も否定できません。
ネットに一度あがった情報は、一生消えることがありません。
たとえ投稿を消したとしても、スクリーンショットされていたり、画像を保存されていたり、他のサイトに転用されていたりすれば、もはや完全に消去することは不可能なのです。
ツイッターでの人探しは安易にはやらず、後々の影響も考慮しておきましょう。
ツイッターは誰もが簡単にアプローチでき、大衆に情報を発信することのできるすばらしいアプリケーションです。
ですが、一方でその簡単さと大衆性が仇になることもあります。
前項で取り上げたような、個人情報を出すことに対するリスクがその例です。
特に、失踪人が見つかったときに、一度出た個人情報の拡散はもう止められないという点はとても大きいでしょう。
あなたがよかれと思ってやったことが、失踪人にとってはた迷惑でしかなかった、ということもありうるのです。
そんなデメリットも考慮すると、人探しはプロに任せるという手を選択肢に入れてみてもいいと思います。
探偵や興信所は人探しのプロです。
確実に失踪人の痕跡をたどりながら捜索に当たるため、ツイッターの不確かな情報に惑わされることもありません。
また、個人情報を大衆にだす心配もありません。
ぜひプロの手を使うことも検討してみてくださいね。