「夫(彼氏)が浮気をしているかもしれない」
そんな漠然とした不安を抱く女性は、当探偵事務所の依頼人にも多くいらっしゃいます。
特に具体的な証拠や痕跡があるわけではないけれど、どうにも怪しいから調べてほしい……。
そんなご依頼にももちろんお応えすることはできますが、探偵に依頼する前にある程度ご自身で証拠や痕跡を掴んでいるほうが、結果的に不要な調査を省くことができ、調査料金を抑えることができます。
なので、パートナーの浮気を疑ったら、まずは自分でできる範囲の簡単な証拠探しをしてみるとよいでしょう。
ただし、個人調査の場合、やりすぎは禁物です。
やりすぎると調査バレるリスクが高まると同時に、怪しまれることで相手が警戒し、いっそう尻尾を掴みにくくなる可能性もあります。
できる限り安全に、そしてバレないように浮気調査をする上でチェックしたい3つのポイントが、
です。
それでは、各ポイントの「浮気の兆候」と「浮気を押さえるポイント」について、詳しく見ていきましょう。
携帯電話は、浮気相手と連絡を取り合うための必須ツールです。
パートナーが浮気をしている場合、必ず携帯の中になんらかの証拠があると見て間違いありません。
次のような行動が見られた場合には、浮気をしている可能性が高いと疑ってよいでしょう。
いざ怪しいから調べてみようと思っても、携帯電話の場合は大きな壁にぶち当たることになります。
それが、パスコードです。
最近のスマートフォンでは、4~6桁のパスコードだけではなく、指紋認証や顔認証なども採用されており、ロック解除は容易にできません。
下手にパスコード突破を狙うと、3回ミスした時点でスマートフォンが使えなくなるため、相手にバレるリスクもあり危険です。
パスコードを突破するもっとも有効な手段は、そっとのぞき見ることでしょう。
相手が携帯電話を開くときに、さりげなく指の動きをチェックしておきます。このときにパスコードをはっきり見ることができたらラッキーです。
パスコードは大抵、設定する人物にとって意味のある数字です。
一部やぼんやりとしかわからなくても、誕生日などの数字から推測するという手もあります。
もちろん、確証が持てない場合には無茶はやめましょう。
もしパートナーの携帯電話を開くことができたら、次の点に注目しましょう。
浮気相手の登録名は、実名と異なるものを使っているケースが大半です。着信履歴などで頻繁に出てくる名前が業者名や異性の名前であっても、チェックしておき、番号を控えておきましょう。
怪しいものは、公衆電話などを使って掛けてみるといいかもしれません。男性の名前で登録されているにもかかわらず女性が出れば、ほぼ黒と見て間違いありません。
もっとも浮気の証拠が詰まっていると考えられるのは、LINEやカカオトークなどのチャットアプリでしょう。
ただし、これらを開くにはやはりパスコードが必要なため、まずはパスコードを押さえるところからはじめてみてください。
家族といえども、相手の携帯電話を勝手に覗き見ることは法に抵触する可能性があります。
くれぐれもそのリスクを考慮した上で行ってください。
パートナー個人の所有する、またはパートナーがよく使う車の車内も、浮気の証拠がよく見つかる場所です。
次のような行動や痕跡が見られた場合には、浮気をしている可能性が高いと疑ってよいでしょう。
車内に怪しい点を感じたら、次のような点に注目してみてください。
カーナビには必ず目的地や走行履歴が残ります。そこから怪しいものを見つけることができればいいのですが、周到な相手だと履歴を削除してしまう可能性も考えられます。
なので、怪しいものがなかったとしても、まずは設定を確認しましょう。「履歴を残さない」になっていたら、「履歴を残す」に設定を変更してください。
次回も故意に履歴を消されている場合は、ほぼ黒であると考えて間違いないでしょう。
ETCとは、車に備え付ける高速道路や有料道路を使う際の認証・決済システムです。ETCの普及率は90%を超えており、ほとんどの車についていると考えてよいでしょう。
このカードも利用履歴を確認することが可能です。
ただし、確認にはETCのマイページにアクセスする必要があり、すでにパートナーが自身で登録を済ませているときには、ここでまたパスワード問題にぶつかることになります。
まだマイページを開設していない段階であれば、あなた自身がマイページに登録して履歴を確認することが可能です。
パートナーが浮気相手と会う際に車を使っていると確信が持てるなら、GPSを車に仕掛けるという手もあります。
GPS発信機には大きく2種類あります。
ロガー型は、位置情報データをGPS本体等に記録し、後からデータを取り出すことで位置情報を確認できます。
リアルタイム型は、その名の通り、リアルタイムな位置情報をスマホやPCで受け取ることができます。
カーナビの履歴を消されても、GPS発信機を使うことで、どこへ行っていたのか(もしくは今現在どこにいるのか)を確認することが可能になります。
ロガー型で数千円~1万円程度、リアルタイム型で1万5千円~数万円程度が相場でしょう。
こうしたGPSは比較的安価で業者から借りることもできるため、長期間使うつもりがないのであれば、レンタルという手もあります。
GPS発信機の使用は、取り付け方が重要になります。以下サイトを参考にしてください。
愛人ができたり浮気をしたりすると、言動や態度、生活習慣に必ず変化が出てきます。
社会人になればある程度生活習慣は決まっているものです。
たとえば、仕事から帰宅する時間が決まっていたり、特定の趣味を持つ人が、その趣味のために休日は必ず外へ出かけたりというような習慣です。
そんな固定化された習慣が変わるということは、なにか環境の変化があったということであり、新しく交流を持った誰かに合わせている可能性は否めません。
もっとも浮気の兆候を感じ取りやすいのは、この変化でしょう。
次のような行動や変化が見られた場合には、浮気をしている可能性があると疑ってよいでしょう。
生活習慣に不審な点を感じたら、次のような点に注目・行動してみてください。
浮気をするには食事代、ホテル代、プレゼント代など、それなりのお金がかかります。なので、お金関係のチェックを最初にしましょう。
飲食店やホテルのレシート、ホテルの部屋番号表、聞いたことがない店のポイントカードなどが入っていないか確認します。
交通系ICカードの履歴も大きな手がかりになります。行っていた場所と違う駅で降りている、しょっちゅう同じ駅で降りているようなときは、浮気相手の自宅へ行っている可能性があります。
また、実際行動確認に出てみる手もあります。
休日出勤といって出て行ったようなときに、会社を訪ねてみます。
パートナーが職場にいれば、「用事があって近くに来たから昼食でもどうかと思って。あなたの職場も見てみたかったし」とでもいえば、さほど怪しまれることもないでしょう。
ここまで浮気の兆候を察知し、ご自身で証拠を掴むための方法についてお伝えしてきました。
ですが、実際掴んだ証拠から「浮気をしている」と確信を持っても、その証拠が、実際に慰謝料を請求するなど裁判を起こす際に「不貞の証拠」として認められるかどうかは、また別問題です。
裁判で「不貞の証拠」として認められるためには、一定のルールがあります。
裁判上で「不貞」として認定されるには、「肉体関係(性交渉)」があったと認識できるものに限ります。
逆に、次のような証拠では裁判で不貞があったと認められません。
など
一般人にしてみれば「浮気でしょう」と一刀両断するような証拠でも、裁判ではあくまで「肉体関係があった」ことが認められなければ不貞の証拠として採用されにくいのが現状なのです。
あなたが、単に相手を問い詰めたい、反省させたいというだけであれば、今回ご紹介した証拠取得法によって得られた証拠で十分でしょう。
ですが、裁判となると、それだけでは不十分です。裁判を起こすつもりであれば、「2人がラブホテルや浮気相手の自宅に入る様子」を撮影することが必須となります。
実際の撮影・張り込みはそれなりにハードルが高いものです。
バレる危険が高い上、たとえ撮影に成功したとしても、2人の顔が鮮明に押さえられていないと、しらばっくれられて証拠能力が落ちることもあります。
そんなときは、探偵事務所や興信所などの調査の専門家に任せた方がいいでしょう。
調査を頼むとお金がかかると躊躇されるかもしれませんが、あなたがあらかじめ掴んでいた証拠を元手に行動範囲や浮気相手がわかっていれば、その分無駄な調査が省けるため、金額も抑えられます。
当探偵事務所でも浮気証拠取得のお手伝いをさせていただいています。
まずは一度ご相談ください。