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  4. 自分で出来る盗撮対策の紹介

簡単な盗撮対策はありますか?

A: 何よりも重要なのは、日頃から危機管理意識を持つことです。
その上で、今日からでも簡単にできる具体的な盗撮対策を、いくつかご紹介します。

盗撮カメラが見つかった場合や、盗撮されている可能性がある、 など、盗撮被害そのものへの対策は、セキュリティ関連の専門業者や、 探偵業者へ盗撮発見調査の依頼をすることで、比較的簡単に対策ができます。

しかし、これはあくまで、 既に仕掛けられている盗撮カメラを発見するための手段です。

《今後盗撮被害に遭わないようにするための予防方法》としては、 不十分だと言えるでしょう。

そもそも盗撮されないようにしたいならば、 まずは“どんな場所でも盗撮に注意する”という、危機管理意識を持つことが重要です。

特に女性は盗撮の脅威が常につきまとうため、 街中を歩く際や自宅でくつろいでいる時など、色んな場所で危機管理意識を持っておいてください。

中でもとくに盗撮被害に遭いやすい場所としては、以下の場所があげられます。


盗撮される可能性が高い場所


〈外出先〉

  • 職場やジム等の更衣室
  • 公衆トイレ
  • 電車内、バス車内
  • 駅のホーム
  • エスカレーター、エレベーター
  • 本屋(立ち読みしている時)

など


〈自宅〉

  • 玄関周り
  • 脱衣所、洗面所
  • 浴室
  • 寝室
  • トイレ
  • PCの内蔵カメラやスマホなど

外出先でできる盗撮対策

外出先では、とくに次のような事を意識してみましょう。


混んでいるエスカレーターやエレベーターには乗らない

外出先では、やはり人混みの中で盗撮被害に遭いやすいです。

とくにエスカレーターやエレベーターなど、限られた空間で他人との距離が密接になりがちな環境は危険です。
どうしても混雑したエスカレーターやエレベーターを使う場合は、女性は特に服装に注意した方がいいでしょう。


なるべく男女共用トイレは使わない

公衆トイレを使う際は、なるべく女性専用・男性専用のトイレを使うようにしましょう。


男女共用のトイレは誰でも入れるため、盗撮カメラを仕掛けることも簡単にできてしまいます。
もちろん、同性の盗撮犯による被害も無くはないですが、異性の盗撮犯による被害には大いに効果ありです。


なるべく満員電車には乗らない

通勤通学ラッシュ時の電車やバスは、最も盗撮被害に遭いやすい場所だと言えます。
可能な限り、満員の電車やバスは避けるべきです。

女性の場合は、なるべく女性専用車両に乗るのも、有効な盗撮対策の1つです。


本屋などで長時間の立ち読みはしない


本屋やコンビニなどで立ち読みをしていると、本や雑誌に夢中になり、周囲への注意力が下がりがちです。


そのような状態の人は、盗撮犯にとって「狙い目」と言えます。
立ち読み意外にも、四六時中スマホをいじりながら行動することも危険です。


防犯カメラの死角に入らないようにする


ほとんどの盗撮犯は、バレる可能性の高い盗撮はしようとしません。
仮にターゲット本人には気づかれないとしても、防犯カメラに映る位置での犯行はリスクが高すぎます。
ですから、できるだけ防犯カメラに映る位置に居ることで、盗撮犯に狙われる確率はグッと下がります。

自宅でできる盗撮対策

自宅での盗撮対策については、次のような事を意識してみましょう。


こまめな掃除、整理整頓を心がける

常に散らかっている部屋、物が多い部屋ほど、盗撮カメラを仕掛けやすいです。


逆に、こまめに掃除され整理整頓が行き届いている部屋は、盗撮カメラを仕掛けにくいのです。
万が一盗撮カメラを仕掛けられたとしても、頻繁に掃除していれば早期発見できるので、常に部屋を整えておくようにしましょう。


覚えのない訪問者は自宅に上げない

盗撮犯が自宅設備の修理業者や訪問販売などを装って、ターゲットの自宅に上がり込み、盗撮カメラを仕掛けるケースもあります。
呼んだ覚えのない業者や突然の訪問者は、自宅の中に入れないようにしましょう。


夜帰宅した際は、カーテンを閉めてから電気を点ける

外から家の中を盗撮されるケースもあります。
とくに夜間は、家の中の電気が点いていると、外からでも家の中の様子が見やすいため狙われやすいです。
夜間に電気の点いている部屋を外にさらさない事が重要ですので、部屋の電気を点ける前に、まずはカーテンを閉めましょう。


心配な所にはカバーをかける

盗撮カメラが仕掛けれているかもしれない、と心配になる箇所があるなら、その部分に布を掛けたりテープを貼るなどして、カバーしてしまうのも手です。

内蔵カメラ付きのPCを置いている場合は、ハッキングによる盗撮がなされる可能性もあるので、使わない時はカメラレンズを隠しておきましょう。

スマホのアプリを定期的にチェックする


最近では、アプリを使った盗撮被害も増えています。
自分のスマホに、入れた覚えのない不審なアプリがないか、定期的にチェックしましょう。

また、セキュリティソフトを入れておくと、このようなネット経由の盗撮予防に効果があります。

最近は、超小型の盗撮カメラや、文房具などを装ったカモフラージュタイプの盗撮カメラが一般に売られています。 さらにスマートフォンなどの小型ハイスペックモバイル機器が普及していることもあり、 盗撮被害の件数は増加しています。

“自分は盗撮なんてされない”と思うのではなく、“自分も盗撮されるかもしれない”と、常に警戒心を持っておくことが盗撮対策に必要なのです。
まずはここでご紹介したような、簡単にできる対策から始めてみましょう。