テレビドラマや小説などで探偵に憧れを抱き、探偵事務所や興信所で働きたいと考える人は少なくありません。
ですが、調査員の仕事は、ただ調査をするだけではありません。
特に会社によって課される業務の幅が異なるため、よくチェックしておかないと「思っていた仕事と違う」と挫かれることもあります。
また、就業のための「研修」という名目でお金を支払わなければならないなど、予想外のコストを強いられるケースもあります。
ここでは、
など、興信所で働いてみたいという方にぜひ知っておいていただきたいポイントを、裏話を交えてお伝えしたいと思います!
興信所の求人では、大抵どこでも「調査員」の募集を行っています。
ですが、実際には調査員以外の職種も募集している会社が多くあります。
調査員 | 依頼に基づき、尾行や張り込みなどを行いながら調査や警戒業務を行う |
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相談員、カウンセラー | 依頼者からの相談に応じ、調査プランの提案を行うなど |
営業、企画 | 契約に関する業務や、自社の広報活動など |
事務員 | 電話やメールの応対、調査や依頼者との面談スケジュールの調整など |
ただし、会社によっては、調査員が事務や相談員も担っていたり、営業と事務が同じだったりなど、業務内容の範囲に大きく差が出るのもこの業界ならではです。
調査員の業務内容は会社によって異なります。
ここでは当社の調査員が日々どんな業務を担っているのか、弊社の調査員を参考にご紹介したいと思います。
調査活動 | 浮気調査では尾行や張り込みで証拠写真、映像の撮影。人探しでは聞き込みを行うことも。 |
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報告書の作成 | 調査を行った後、作業工程や得た情報についての詳細を書面にします。 |
依頼者様への説明、ご報告 | 調査内容や結果についての説明、報告をします。 |
機材のメンテナンス | 調査で使用するカメラなどの機材のメンテナンスをします。 |
調査員に求められる資質は大きく4つです。
調査員は尾行や張り込みなどが主な業務になるため、じっと待つことのできる我慢強さや体力は必要不可欠です。
また、コミュニケーション能力も調査員に必要とされる資質の1つです。調査員といえば「裏方」「黙々」というイメージが強いかもしれませんが、面談や業務報告など依頼人と接する機会も多々あります。
そして何より大切なのが「誠実さ」です。興信所は個人情報や機密情報を扱う職業です。
依頼者様の個人情報や調査の過程で知りえた情報を悪用しない、決して口外しない。興味半分ではなく、「人の悩みを解決する手助け」をするのだという誠実な精神が求められます。
調査員になりたい!と考えている人が必ず取っておかなければならないのが「普通自動車免許」です。
調査員は尾行や張り込みが主な業務となるため、車の免許はどの探偵社でも必須です。
求人情報で気をつけるポイントは
興信所によっては、探偵学校の卒業や探偵講習の受講を必須としている会社もあります。
ですが、中には高額な費用を請求され、にも拘らず卒業しても必ずしも雇用してもらえない、というトラブルもあります。
探偵学校や講習が必ずしも悪いわけではありません。受講によって技術を会得することで、即戦力としてアピールすることができます。条件を納得した上で受講を決めましょう。
前項「興信所で働くということ」の中でも触れましたが、調査員の仕事は会社によって様々です。
カウンセラーを兼務するところもあれば、事務の仕事もやらなければならないところもあります。
中には、ビラ配りやポスティングといった業務が入っているケースもあります。
どういう業務が含まれているのか、面接の際に必ず確認するようにしておきましょう。
興信所の求人を探せば、「調査員」の募集は少なからず出てくるでしょう。
ですが、実際自分が思い描く「調査員」の仕事ができるのかどうか、それを見極めることが大切です。
求人情報にきちんと目を通し、会社のホームページなどを参考にしながら、自分にぴったりの会社をぜひ見つけてくださいね。