浮気調査で調査対象者を尾行する方法として、車を使うことが多くあります。
浮気相手と移動する手段として車を使う人も多いため、その尾行を行う探偵も車で調査対象者達を尾行します。
そのため、探偵事務所では尾行に使う車を複数台用意しています。
ここでは、
車には色んな車種あります、一般車として多く普及しているセダンタイプから、ファミリー用で6人~8人乗車することができるワンボックスタイプなど、他にも複数の車種があります。
探偵が尾行に車を使う場合、どの車種が尾行に適しているのか、尾行調査に向いている車種とその理由をいくつかご紹介します。
探偵の尾行に使う車でミニバンやワンボックスを使っている探偵事務所が多数あります。
ミニバンやワンボックスが尾行に使われる理由として、複数の調査員を乗せて移動することができる点から、使用する所もあります。
浮気調査では、複数の調査員が調査対象者を尾行します。車両尾行を行っている場合も、複数の調査員が車に同乗して、調査状況の変化に対応します。
例えば、調査対象者が車から降りて、浮気相手と徒歩で移動を始めた場合、2名以上の調査員で徒歩尾行したほうが、調査対象者を見失ってしまうリスクは減ります。
また、浮気調査では尾行をした後、そのまま張り込みをすることがあります。
張り込み中の調査員が身を隠すことができる場所としても、ミニバンやワンボックスカーぐらいの広さがあると、調査機材を車内でセットして、いつでも調査対象者達の浮気の証拠写真を撮影することができます。
浮気調査の車両尾行で、セダンやコンパクトカーを好む探偵事務所もあります。
セダンタイプの車は、他の車に紛れやすく、車として一般的ですから、調査員も運転しやすいといった利点があります。
また、コンパクトカーを用意している探偵事務所は、小回りが必要な現場で車両尾行を行わければならなかったり、調査員2名と必要最低限の調査機材だけを積み込んで浮気調査を行う場合に身軽な車種といえます。
尾行だけが目的の場合、ワンボックスなどよりもむしろセダンやコンパクトカーのほうが、尾行に適している場合もあります。
浮気調査に使う車は、探偵事務所が所有する車を使うこともありますが、状況によってレンタカーやタクシーを使うこともあります。
出張調査で、他の都道府県へ調査員を派遣する場合、その現場まで調査員に車を運転させて派遣するのは、コストや安全面でのリスクがあります。
そのため、出張調査で車を使う場合は、レンタカーを借りてその車で尾行を行います。
また、タクシーを利用した尾行では、調査対象者が最初は徒歩で移動していたが、後でレンタカーやタクシーに乗って移動することもあります。
この場合、調査員もタクシーを捕まえて尾行を続けるケースがあります。
車種についてはわかりましたが、探偵が尾行に使う車の特徴として「地味な車」という特徴があります。
地味な車とは、車体の色もそうですが、街中で普通に走行していて違和感を感じない一般大衆者という意味での、地味な車です。
車にもグレードがあり、高いグレードの物は地味な色の車体であっても、グレードの高さだけで周りの人から注目を集めてしまいます。
そのため、調査員が目立たないように尾行や張り込みができる地味な車を選んでいます。
また、逆に探偵が浮気調査の尾行で絶対に選ばない車もあります。
その車とは、海外メーカーの高級車、スポーツタイプの車、改造車などです。
海外メーカーの高級車は左ハンドルの物も多く、運転性という面でデメリットがあります。
また、海外メーカーの高級車が自分の運転する車の後ろをずっと走っていたら、調査対象者に尾行を気づかれてしまいます。
スポーツタイプの車は、調査対象者に引き離されてしまわないように、車にある程度の馬力は必要という考えもありますが、こちらのスポーツタイプの車も周囲から見ると目立ちますし、オープンカーなどは尾行には不適切です。
改造車については、違法な改造を施した車は、警察に止められる可能性もあります。
警察に止められると、調査対象者の車を見失ってしまいます。
そのため、違法な改造が施された車に調査員が乗ることはありません。
ここまでは車で尾行するときに探偵がうよく使う車種についてお話しましが、実際そうした車種を使えば素人でも上手に尾行することはできるのでしょうか?
これは、正直難しいと考えた方がいいでしょう。
浮気を周囲に相談するのは気後れするからと、1人で尾行を考えている人が大半でしょう。ですが、尾行を1人でするのは実質不可能といって過言ではないでしょう。
探偵は通常2人以上で調査に当たります。特に車での調査の場合は、尾行で見失うリスクなどからも複数人配置することが多いです。
もし1人の場合、
対象者のたどるルートがあらかじめわかっていれば、見失っても後を追うことは可能かもしれません。
ですが、対象者の行動は基本的に予測不可能です。1人だと予想外の事案に対応できないため、失敗の可能性は高くなります。
たとえ友人などに頼んで人員を2人以上集めたとしても、やはり尾行に失敗する可能性は少なくありません。
車での尾行はただ対象者の車の後を追えばいいというものではありません。ばれないよう、見失わないよう追いかけるにはテクニックが必要です。
たとえば、尾行には適切な距離感が必要です。
あなたの顔は相手に知られているため、ぴったりくっついていればバレてしまうし、逆に離れすぎると見失うリスクが高くなります。
また、立体駐車場に入れた場合や、信号をはさむような場合も注意が必要です。
立体駐車場のような大きな施設では出口がいくつもある可能性が高く、後を追うしかありませんが、清算で手間取って見失うリスクがあります。
また、信号で離されることがあるため、信号には常に注意を払う必要があります。
探偵には、こうした尾行を成功させるために必要なテクニックがたくさんあるのです。
いかがだったでしょうか?
探偵が使っているような車をたとえ用意しても、尾行する側のテクニックがなければ尾行するのは難しいというのが実情です。
テクニックは一朝一夕で得られるものではなく、探偵社の調査員たちも相当の訓練を積んでいます。
見失うリスク、尾行がバレてしまうリスクを考慮すると、やはり車での尾行は探偵事務所や興信所など調査の専門家に任せたほうがいいでしょう。