1. トップへ
  2. 離婚関連カテゴリ
  3. DV被害の避難場所と相談窓口を教えてください

DV被害の避難場所と相談窓口を教えてください

 

A: DV被害の避難施設としては、「婦人保護施設」「母子生活支援施設」、その他NPOなどの運営する「民間シェルター」などがあります。 それぞれの施設の特徴について解説したいと思います。

内閣府が発表したデータによると、女性の7人に1人が、配偶者から繰り返し暴力を受けた経験があるそうです。

更に、単発的にでも配偶者から暴力を受けたことがある女性の人数を含めると、DV被害を経験した女性の割合は3~4人に1人となります。
これは非常に深刻な数字です。

そんなDV被害を受けた女性のための一時的な保護施設として、 公的なものでは、「婦人保護施設」や「母子生活支援施設」があります。

また、NPO法人などが運営する「民間シェルター」も存在します。


DV被害からの避難場所

1. 婦人保護施設

婦人保護施設は、売春防止法に基づいて各都道府県や社会福祉法人が設置している、女性のための保護収容施設です。

かつては売春防止のために女性を収容保護するための施設でしたが、DV防止法(配偶者暴力防止法)が成立してから、DV被害にあっている女性も正式に保護の対象となりました。
DV被害などにあった女性を、心理的にケアしながら、女性の今後の自立のために支援を行います。

入所手続は、各都道府県に設置されている「婦人相談所」を通して行われます。
婦人相談所は、どの都道府県にも必ず1つは設置されており、婦人相談所に婦人保護施設が併設されているケースが多いです。

婦人保護施設では基本的に中長期間の保護・支援が行われ、期間は、およそ1ヶ月以上となることが多いようです。


2.母子生活支援施設

母子支援施設とは、児童福祉法38条に基づいてつくられた施設で、離婚等により生活が困難な母子や配偶者のない女子、夫婦が一緒に住めない事情のある母子を入所させ保護するともに、その人達が自立できるようその生活を支援することを目的とした施設で、DV被害者の一時保護施設として、現在最も多く利用さている施設です。

18歳未満の子とその保護者(配偶者のいない女子または配偶者と一緒に住めない事情のある女子)が入所することができ、特別な事情がある場合は、子が20歳になるまで引き続き在所することができます。

母子支援員、少年指導員、保育士等が配属されており、施設内で保育サービスや子供の学習・教育支援も行われています。

また、2004年の児童福祉法改正以降、母子生活支援施設を退所した元利用者への支援も行われています。
母子生活支援施設への入所手続きは、各市区町村にある福祉事務所で行われます。


3. 民間の避難シェルター

NPO法人や社会福祉法人の他、法人格をもたない団体など、民間の団体が運営する避難シェルターです。
令和元年11月の時点で各都道府県が把握しているだけでも、全国で122の団体が民間シェルターを運営しています。

あくまでも一時保護を目的とした施設ですので、保護の期間は2週間程度としている施設が多いですが、単なる保護だけではなく、利用者の相談に乗りながら利用者の自立を助けるサポートを行っています。

DV加害者が連れ戻しにくる可能性を考慮し、シェルター情報や場所は非公開となっているため、 民間シェルターの利用を希望する場合は、「配偶者暴力支援センター」や「福祉事務所」などに相談しましょう。

都道府県ごとの「配偶者暴力相談支援センター」を知りたい方は、内閣府男女共同参画局が作成した下記のページをご覧ください。


DV被害の相談窓口

保護施設の利用に関する相談も含め、DV被害についての相談を受け付けている公的な窓口をご紹介します。

DV相談ナビ

DV被害について、そもそもどこに相談したら良いかわからない、という方は、まずはこちらに電話してみましょう。

全国共通の電話番号に電話をかけると、発信地情報をもとに最寄りの相談機関窓口に繋がります。

相談は匿名で行なうこともできます。


配偶者暴力相談支援センター

各都道府県に設置されている婦人相談所、福祉事務所、児童相談所、男女共同参画センターなどが、配偶者暴力相談支援センターとしても機能しています。

保護施設や利用できる制度の紹介などの他、カウンセリングを受けることもできます。
相談内容はもちろん厳守され、相談に来たこともわからないように配慮されています。

DV被害に悩んでいる方にとって、誰かに相談すること自体がとても勇気のいることでしょう。
ですが、勇気を出して相談していただくことが、ご自身やお子さんの大切な命と心を救う第一歩となります。
配偶者の暴力から逃れ、健全で幸せな生活を取り戻すために、独りで耐えずに適切な機関に相談してください。