興信所の由来はなんですか?

A: 興信所と探偵事務所がもともとは違う業種であったことを知る人は少ないと思います。
興信所の由来

興信所とは、「信」は信用、「興」はおこすという「探す・探る」という意味で、対象者の信用状況などを探るのが仕事です。

興信所では、主に企業や個人の信用を調査するわけですが、企業や個人の調査を行うにあたって、
法的な正当性がない場合は、調査対象者に通知して調査を行います。

この法的な正当性とは、「興信所業者が講ずべき個人情報保護のための措置の特例に関する指針」という
法律によって定義されており、興信所が個人の情報などを調査する場合には、4つの条件があります。

1.調査対象者が依頼者の配偶者である場合
2.調査対象者が依頼者の親権に服する子である場合
3.調査対象者が依頼者の法律行為の相手方(契約・事件などの一方の
  当事者)である場合
4.依頼者が犯罪やその他の不正行為による被害を受けていた場合

この4つの条件に当てはまる調査の場合は、調査することを対象者に通知する必要がありません。

そのため、これら4つの条件に該当しない調査の場合、興信所は調査を行うことを対象者に通知して行うことになります。
その場合の調査は、任意のアンケート、または聞き込みといった調査が行われます。

興信所は、企業や個人の信用や与信調査を専門に行う調査業者で、探偵事務所とは、浮気調査や素行調査を個人に対して行う調査業者のことを言います。

この様に、興信所と探偵事務所には、違いがあるのですが、最初に述べたように、
現代では興信所と探偵事務所の境界線は曖昧になっており、探偵事務所が興信所を名乗るケースもあります。

また、「探偵業法」という法律では、興信所と探偵事務所は「探偵業務を行う者」に分類され、法律上では同じ職業となっています。

この探偵業法によって、興信所や探偵事務所を名乗る探偵業務を行う者は、その地域を管轄する公安委員会へ届出を行う義務があります。

届出を行う際に興信所・探偵事務所という違いはありません。届出時に商号をどちらにするか決めるぐらいです。