浮気調査では、暗い場所で浮気の証拠を撮影することが沢山あります。
そのため、探偵は暗視撮影用の機材を多数用意して浮気の証拠撮影を行います。
この暗視撮影用の機材を使うことで、暗い場所であっても鮮明に浮気の証拠写真を撮影することができます。
一般に販売されているカメラでも暗視機能を備えたカメラが多数あるため、普通の人でも探偵のような暗視撮影が出来ると思っている方がいますが、これは勘違いです。
一般の方向けに売られているコンパクトデジタルカメラやデジタルビデオカメラの暗視機能は、そこまで高性能ではありません。
高性能な暗視機能を備えているものもありますが、そのようなカメラは一台数十万円もする、本格的なカメラのはずです。
高額なだけでなく、撮影にも複雑な操作とテクニックが必要になるため、入手できたとしても使いこなすのは難しいでしょう。
つまり、一般の方が使えるカメラでは、鮮明な浮気の証拠を撮影するには無理があるのです。
では、探偵が使う暗視カメラは、具体的にどのような機材があるのでしょうか?
探偵が暗視撮影に使う機材はいくつかありますが、代表的な暗視機材は2つです。
この2つの暗視撮影用の機材を使い分けることで、探偵は暗い場所で浮気の証拠撮影が可能となります。
では、この2つの撮影機材について、それぞれの特徴を解説します。
ISO感度とは、カメラがどれだけ光を捉えることができるのかを数値化したものです。
ISO感度の高いカメラならフラッシュを使う必要がないため、浮気調査で周囲に気付かれず撮影をしたい場合に適しています。
また、ISO感度が高くなるほどシャッター速度が速くなるため、対象物が動いていてもピントが合わせやすく、画像がブレにくくなります。
赤外線投光器とは、赤外線を照射する機材です。
赤外線カメラは、投光器から照射された赤外線を捉えて映像として写すことができます。
原理としては、監視カメラと同じです。
夜の映像をモノクロで撮影した、監視カメラの映像を見たことがある方も多いと思います。
これと同じように、赤外線投光器と赤外線カメラを使って撮影すれば、夜間の山中や、車中など、明かりの少ない場所もしっかりと撮影することができます。
ISO高感度カメラを使っても撮影が難しい場合などに併せて使うことで、浮気の証拠を漏れなく撮影することができるのです。
探偵が使う赤外線投光器は、10メートル以上離れた場所でも、照射された赤外線が届くタイプのものです。
また、赤外線カメラも、赤外線を捉える精度の高い高性能な機種を使っています。
この2つは、カメラだけで数十万円、その他の機材も一緒に用意しようとした場合は、100万円を超えるコストがかかります。
そこまでお金を掛けずとも、撮影すること自体は、一般的なカメラの暗視機能でも不可能なわけではありません。
しかし、浮気調査における確実な証拠撮影を目的とする場合には、一般的なカメラでは性能が不十分です。
ここまで、探偵が使う暗視カメラについて解説してきました。
ですが、全ての探偵が高性能な暗視カメラや機材をそろえているとは限りません。
中には一般の方が使うのと変わらない、性能がそこまで高くないカメラしか持っていない探偵もいます。
また、暗視撮影用の機材を持っていても、1種類しか持っていないという場合もあります。
ですから、探偵を選ぶ際は、調査にどのようなカメラや機材を使っているのか、探偵に質問してみてください。
もしも、ISO感度の高いカメラだけ、または赤外線カメラだけ、というように、どちらか一方しか暗視撮影用の機材を持っていないようなら、浮気の証拠撮影を失敗してしまう可能性が少なからずあります。
もちろん、一般的なカメラしか持っていないという場合は論外です。
浮気の証拠撮影の成功率を少しでも上げたいのなら、暗視撮影用として、ISO感度の高いカメラと赤外線カメラの両方を持っている探偵に調査を依頼するほうがいいでしょう。
また、暗視撮影用の機材以外にも、さまざまな種類の調査機材をそろえている探偵ならば、なお良いです。
機材の数が多ければ、様々な調査現場に対応することができ、浮気調査が成功する可能性は高くなります。